ヒアルロン酸注入に興味を持たれている方は多いようですが、実際に踏み出すのには、不安も大きいようですから、ヒアルロン酸治療は実際にどんなことをするのか、できるだけ具体的にお伝えしてみようと思います。
まず今日は、ヒアルロン酸治療が初めての方に、よくお尋ねいただく疑問にお答えいたします。

<そもそも、ヒアルロン酸とは?>

ヒアルロン酸はもともと人体の真皮層に存在する多糖類で、美容医療だけでなく、変形性膝関節症や白内障の治療など多くの医療現場で使用されています。主成分がタンパク質でないため、アレルギーの可能性は極めて低く、安全性の高い治療です。

<ヒアルロン酸による注入治療とはどのようなことをするのか?>

注射器を用いて、ボリュームを出したいところに直接針で注入します。
ヒアルロン酸の注入により、注入部位をボリュームアップさせることで加齢性変化により萎縮した骨や筋肉をサポートして、自然なリフトアップ・輪郭形成を行ったり、皮膚表面のシワや凹み目立ちにくくしたりすることが可能です。

<ヒアルロン酸を入れると顔が不自然になるのではないか?>

不自然、というのは、そこにあるべきものが無かったり、そこに無いはずのものが有ったりした場合のことを言うと思います。
適切な部位に、適切な硬さのヒアルロン酸を選び、適切な量をいれれば、不自然にはなりませんが、その逆だと不自然になることもあります。

適切な部位、とは、注入する深さや場所のことで、深すぎると効果が分かりにくくなりますし、浅すぎると不自然な凹凸が目立つことがあります。

適切な硬さ、とはヒアルロン酸も種類が色々とあり、輪郭を作ったり、リフトアップするには硬めのヒアルロン酸が必要ですが、シワを埋めるには軟らかめのヒアルロン酸の方が適しています。

適切な量、とは注入の部位や目的によって大きく異なりますが、一度に大量にいれると印象が一気に変わって不自然になったり、血管の圧迫や閉塞のリスクを増す可能性があることから、当院では一度に注入する量はヒアルロン酸の種類に関わらず3cc以内とさせていただいており、注入が初めての方にはまず1~2ccでお試しされることをお勧めしております。
(1ccというのは小さじ5分の1の量ですから、そのくらいの量で顏が水風船みたい膨らむと言うのはあり得ない、とご理解いただけるのではないでしょうか)

特に目の下のシワやたるみをヒアルロン酸だけで改善しようとすると、表情を作った時に変な膨らみが出ることや、不自然に膨らんでのっぺりした顏になることがあるため、手術やPRPなど他の治療をお勧めすることもあります。

<ヒアルロン酸には色々な種類があるのですか?>

ヒアルロン酸は架橋剤の量と性質により粘り気や弾力を変えることができ、その種類は無数にあります。グミのように硬い物から、ゼリーのように柔らかい物、もっとサラっとしたものなどあって、例えば頬部にリフトアップに使うヒアルロン酸は硬い物を使いますが、目の下の小じわにはサラッとした物を使います。
生産している国や取り扱う業者に色々あり、当院では、安全性を重視し厚生労働省が認可するジュビダームビスタ®を主に使用しておりますが、部位に応じて最適な製品を組み合わせております。

皆様の疑問を解決し、ご不安を取り除く一助となれば幸いです。
次回はもう少し具体的に話を進めていきます。

見寺絢子クリニック
西田美穂

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