日本美容皮膚科学会に参加してきました。
シンポジウム1は「美容医療トラブルの背景と対策」で、演者トップバッターは福岡大学形成外科、大慈弥(おおじみ)裕之教授です。
昨今、美容医療を巡るトラブルは増加傾向です。
特に医療倫理よりもビジネス論理が優先されたことによるトラブルが後を絶ちません。
我々医師には真摯に学ぶことや、倫理を重んじる義務があります。
安全性や信頼性を損なわない医療をおこなえるよう、誠実に努力して参りたいと思います。
美容医療という手段を用いて、お悩みを解決し、人生を豊かにするお手伝いを出来たら嬉しいです。
JMECのブースでは曽山聖子先生のご講演。
お着物がよくお似合いです!
着物の似合う素敵女医軍団と、ご一緒にお写真撮っていただきました。
色々と勉強してまいりましたが、ピコレーザーの有用性と、化膿性汗腺炎の病態についての講演が、特に印象に残りました。
学会では、日々の診療で治療に悩んでいることに、新たな光明を見つけることが出来ます。
でも、家に帰って教科書を改めて読んでみると、自分が分かっていたつもりで読み飛ばしていたこともあり、答えがすでに手元にあったと知ることもありました。
ここ数年、盛んに学会に出て新しい見識を得ることや、多くの先生方と交流することに注力していましたが、
ここ最近、
教科書に帰ることや、目の前の患者さん一人一人の症例から多くを学ぶことなど、地に足のついた勉強の重要性を改めて感じています。
何ごとも、バランスが大事ですね。