先週の木曜日は、福岡県八女市にある川崎病院(コチラ)での診療でした。
こちらの病院は、平成18年~23年まで、形成外科部長として勤務していた病院で、その後もご縁がつながって、再び今年の7月から、週に1回木曜日に美容外来を開設させていただいております。
そこで嬉しいことが立て続けにありました。
廊下を歩いていると、懐かしい顔。「先生いつから帰ってたんですか???」と声をかけていただいたのは某企業の会長さんで、「見てください、こんなに数値が良くなったんですよ!」と血液検査の結果を見せてくださいました。当時、私は糖尿病性の足の潰瘍を治療担当させていただいておりましたが、すっかり傷も治ってウォーキングを開始し、糖尿病もコントロールできているようで、随分スリムになっておられました。当時の患者さんがとてもお元気にされていることを拝見できるのは、とっても嬉しいことです。
さて、お一人診療を終え、また病院内を移動しておりますと、
「先生!」と声をかけて下さったのは、美味しい冷凍餃子をよく購入させていただいていたお店の奥様。当時、患者さんだった小学生のお譲様はもう高校生になっていらっしゃるとのことで、時間の流れを感じました。その方は、残念ながら、ヤケドをされて、治療のために私の行方をさんざん探してくださったそうですが、当時の旧姓で探してくださったそうで見つけられず、偶然会えたことを大変喜んでくださいました。私の方が嬉しかったです。
そして、診察室に戻り、新たな方を呼び入れますと、今度は当時行きつけの美容師さん。
「先生が戻ってきたって聞いて、来たんですよー。診てもらおうと思って」とまたまたまた嬉しいお言葉をいただきました。
病院での医者と患者さんの出会いは、病気や怪我が仲介するものなので、あまり良いものではなく、治療を終えて最後の診察の時に、「もう私には会わんで済むようにしとってねー」とお別れしていました。
とは言え、久しぶりにお会いし、元気そうなお顔を拝見出来、お声掛けまでいただいて本当に嬉しかったです。
川崎病院という病院は私が形成外科部長として責任ある立場についた初めての場所で、ここで形成外科専門医を取得し、また、プライベートでも色々な人生の転機を経験しました。
川崎病院の理念は「私たちは、患者様を家族と思い、最善の医療を提供します。」です。これは私の医師としての理念でもあり、ここに来ると自分は医師としてどうありたいか、という原点に立ち返ることができます。
私にとって川崎病院はパワースポットのような場所で、ここに来ると私の人生は大きく動き始めます。この嬉しい出会い3連発にも何か意味があって、何か始まるんじゃないかしら、と勝手にワクワクしています。
本当に幸せな一日でした。お声掛けいただいた皆様、ありがとうございました!
見寺絢子クリニック
西田美穂
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