
本日は、50代の男性のボトックスの症例のご紹介です。
この度はブログ掲載をご快諾いただきましたH様本当にありがとうございました。
さて、H様のお悩みは「眉間にしわがいつも寄っているので怖そうに見える」ことと、「眉毛の中央が上がって八の字眉になってしまう」という問題をなんとかしたい、とのことでした。
そこで、眉間のシワの原因となる皺眉筋にボトックス注射を行うことで、眉間のたてシワを寄りにくくし、また額の筋肉(前頭筋)の中央部に選択的にボトックスを注射することで、内側の眉毛を下げ、相対的に外側の眉毛がやや上がる様に施術いたしました。
これにより、リラックスした状態で「八の字」になっていた眉(いわゆる困り顔の眉)がほぼ水平になり、また常に緊張状態にあった皺眉筋を緩めることで、眉間のたてジワが改善し、柔和な顔立ちになりました。
男性の方の眉間のシワは時に権威や威厳を表すことや、渋みや色気を出すこともあるため、女性ほど積極的に取る必要はないと思ってもおりますが、眉間にシワが寄っていると、怒っている表情や凄んでいる表情を連想させ、やや近寄り難い強面な印象を与えることがあります。
今回のH様も、普段はとてもお優しく、細やかなお気遣いをされる素敵な紳士なのですが、眉間のたてシワが原因で、他人からは機嫌が悪いように思わることもあったようで、ボトックス注射後は、「よく人に話しかけられるようになった」と大変喜んでいただきました。
男性の場合は、眉毛の形が変わったり、表情が変わったりした時に、女性と違って化粧でのごまかしがきかないことや、シワがなくなり過ぎることを好まない方、職場の人には絶対に内緒にしたい方、など女性よりも繊細な調整が必要なこともありますので、ボトックス治療は2回くらいに分けて徐々に調整・追加されることをお勧めしております。
この度のH様の場合も2回に分けて注入し、また完全にシワをとるのではなく、少しシワを残してナチュラルな仕上がりになるように慎重に調整いたしました。
リラックスした状態でのボトックス前(上)ボトックス1か月後(下)
眉間に力をいれた状態でのボトックス前(上)ボトックス1か月後(下)
上方視をして額にシワをわざと出した状態でのボトックス前(上)ボトックス1か月後(下)
眉間のシワで強面に見えるというお悩みの方は、ぜひボトックス注射でイメージコントロールをしてみませんか。
西田美穂