先日シミの治療Q&Aについて書きましたが、今回はシミのレーザー治療Q&Aです。

Q>レーザーは1回でいいのですか?
A>いわゆるシミ(老人性色素斑)の場合、通常1回のレーザーでの治療が可能ですが、ADM(遅発性太田母斑)と言われるような深い層にあるシミの場合、約半年ごとに複数回の治療が必要になることもあります。

写真>老人性色素斑:通常、1回のレーザーで効果を実感できるタイプのシミ

Q>レーザー治療は高いですか?
A>自費治療なので安くはありません。当院で老人性色素斑に対してレーザー(Qスイッチヤグ)を使用する場合、レーザー費用として直径1センチあたり1万円(税別・保護テープ代別)の費用がかかります。

※施術費用は予告なく変更することがあります。

最新情報はクリニックHP(コチラ)でご確認ください。

詳細料金表はコチラ

Q>レーザーをすれば二度とシミはできませんか?
A>レーザーにより同じ部位に出来にくくはなりますが、数年後に再発することがあります。また、シミは紫外線や加齢により増えるため、一生シミが二度とできない、ということはありません。

Q>レーザー治療と光治療はどう違うんですか?
A>簡単にいうと、レーザーはピンポイントで深く、光は広く浅くというイメージです。ハッキリとしたシミがピンポイントである方にはレーザー治療、全体的にシミやシミのような病変がまばらにある方には光治療や外用療法をお勧めすることが多いです。

Q>レーザーをした後はすぐにお化粧が出来ますか?
A>レーザーにより皮膚表面が大変デリケートな状態になるため、1週間ほどテープなどで保護することが必要です。テープの上から化粧をしていただくことはできますが、テープの下の皮膚はカサブタが出来、黒くなっているので少し目立ちます。

Q>レーザーをしたら、すぐにシミはなくなりますか?
A>レーザーをした後、1週間くらいカサブタになり、その後約半数の方に炎症後色素沈着と言われるレーザーによる炎症の色素沈着が出ます。大体の方は1か月ほどで色素沈着が落ち着きますが、数か月続く方もいらっしゃいます。その場合、外用剤でその期間を短縮することが可能です。

Q>仕事をしているのでレーザー後にテープは貼れません。どうしたらいいですか?
A>レーザー治療よりも光治療や外用剤の治療をお勧めします。光治療の場合はカサブタにはなりにくく、治療部位にもすぐにお化粧ができます。ただし、光治療の場合、1回でしみが消えることは無く複数回かけて徐々に薄くしていくことになります。外用剤の治療で少しずつ薄くする方法もあります。

皆様のご参考になれば幸いです。
シミのレーザー治療の治療経過について後日書きますね。

西田美穂