
先日、遅まきながら、福岡ラーメンの有名店「一蘭」に初めて行きました。
ラーメンの美味しさについては勿論ですが、何よりも感動したのは「個」の好み・こだわりを尊重する心配りです。一人一人が仕切りで仕切られているカウンターもさることながら、そのオーダー表には驚かされました。
こんなにも、好みを細かく聞いて 私のオーダーメイド・ラーメンを作ってくれるのね。
福岡のラーメン店には「がんこオヤジ型」で、「黙って俺のラーメンを食え」というところもあり、それはそれで美味しくいただきますが、私はこの一蘭スタイルが嬉しいです。
好みを尊重していただき、一緒に作るような「わくわく感」があるからです。
これを美容医療にも応用できるのではないか?
例えば、ボトックス治療はとても好みの分かれる治療です。
シワをとにかくなくしたい方・ナチュラルにシワを残したい方
眉毛が上がるのが絶対嫌な方・むしろ上がった方がいい方
表情がキツクなると嫌な方・キツイ感じが好きな方
一人一人に好みを丁寧に伺いつつ注入しているつもりですが、事前にこうしたチェックリストを作って好みを聞くのは面白いんじゃないかしら。
一蘭を参考に「ボトックス オーダー表」作ってみようかとぐるぐる考えながら食べたため、ちゃんとラーメンを味わうことができませんでした。
一蘭の「仕切り」は、味覚に集中して味わうためにあるそうです。
ここで一句
「一蘭の 配慮を無駄に 仕事バカ」
・・・次回はもう少し味わっていただきたいと思います。
西田美穂
一人一人仕切られたカウンター
サービス生産性協議会HPより転載・転載元コチラ