2日目は、ボトックスの臨床における世界的権威であるミッチェル・ブリン先生の講演から始まりました。
ブリン先生は40年以上にわたりボツリヌストキシンの研究と臨床に携わり、その歩みを「人と患者の物語」として語られました。BOTOX®が最初に眼科の病気に使われた経緯や、世界中の研究者たちの挑戦、そして安全性を守るために企業がどれだけの投資と努力をしてきたか。単なる薬の歴史ではなく、医療を変えてきた人々の情熱を感じる時間でした。
私は恐れ多くも、そのブリン先生に、2024年のモナコで一緒に撮った写真を私のテキストに載せる許可、をいただきまして・・・
ようやくテキストが完成し、
先生とのお写真は、ここに載ってまして・・・👇👇
その節は本当にありがとうございます。
と、無事に献本してきました!
拙著に使わせていただいた写真はこちら
さらに続いてグループに分かれてディスカッションです。
グループディスカッションでは「研究データの評価方法」と「実際の臨床での患者満足度」の間にあるギャップをどう埋めるかが大きなテーマでした。
ディスカッションした内容をグループ別にそれぞれまとめて発表します。
グループディスカッションは皆さん盛んに発言されていましたが、お恥ずかしながら、私はフリーディスカッションとなると、言語の壁に阻まれて萎縮気味でした。
グループメンバーの皆さんと写真
今回のプログラムを通じて繰り返し強調されたのは、「どんな治療も、まずは科学的根拠に基づくことが大切である」 というメッセージでした。
ボトックスが世界100か国以上で承認されるまでには30年以上の年月と、数えきれないほどの試験や失敗が積み重なっています。目の前の患者さんに安全で確かな治療を届けるためには、科学的な裏づけ、そして多くの医師や研究者たちの長年の臨床経験から培われた知恵が欠かせないことを改めて実感しました。
その一方で、科学的に正しい態度を取ろうとすればするほど、「これが真実だ」「これが一番だ」と断定的に言えることは意外に少ないという現実にも気づかされます。学べば学ぶほど、「まだ知られていないこと」「まだ解明されていないこと」が数多く残されており、軽々に結論を下せない場面が増えるのです。
日本では、有名な先生が学会やセミナーで話した内容を、そのまま鵜呑みにしてしまう医師が少なくありません。しかし、それは科学者の態度とは言えません。「有名な先生が言っていたから」「業者がそう説明していたから」ではなく、本当にそれが事実なのか、一方的な発信ではないかを、自ら確認することが医師としての責任だと強く感じます。私たちは医師免許を持ち、その責任を患者さんに対して果たす立場にあるからです。

そして、いよいよ・・・私にとって本イベント最大の緊張の時間が訪れました。
先生方の前でスピーチする時間です!!!
持ち時間10分の中で、ボトックスについて英語で語るという
私としては人生最大のピンチ!ではありましたが、
多くの方のサポートとご指導と励ましのおかげで、なんとか無事に終わりました。
無事に終わって拍手もらって、浮かれてみたりもして・・・
2日間の全てのプログラムを終え、修了証をいただいて
参加者の先生方と記念写真を撮りまして・・・

今回、本当にいろいろな国のドクターが参加されていました。
ボトックスの基礎について色々学べたことがとても良かったのですが、それだけではなく、各国から参加された先生と色々なお話をできたのがとても貴重な体験となりました。
この世界地図は、参加された先生の名前と、地域を示したものです。
私の名前がMIho Nashida(ナシダ)になっているのは、ま、いっか・・・それもアリダ
修了証書はちゃんと書かれていて良かったです。

そうして、2日間の勉強を終え、懇親会の会場へと向かいました。
番外編に続く・・・
Beauty Tuning Clinic西田美穗