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バリで行われたIMCASという国際美容学会のアジア大会に参加してきました。

この学会にぜひとも参加したかった大きな理由は、ヒアルロン酸注入のための解剖のセッションが豊富だったからです。(バリに一度行ってみたかった、というのも・・・)

ヒアルロン酸注入は一見簡単に見えますが、顏には重要な血管や神経が多く走っているため、解剖に習熟することが大変重要です。

今回のIMCASでは、生身?の注入のライブ映像と解剖体のライブ映像を二画面中継され、注射をここに入れると解剖体ではこの位置に針が来て、血管はここで、この層に入れるとこのように膨らんで、というように示されて、注入治療のための解剖の大変良い勉強になりました。

こうした解剖体を使わせていただいての勉強はなかなか日本ではできないので大変貴重な経験で、解剖体に感謝して、明日からの診療に役立てたいと思います。

また、そのほか、注入治療のセッションや、レーザーのセッションにも色々参加してきました。
アジア人は欧米と違って平坦な骨格で、色素沈着が起きやすいけどたるみにくい特有の肌質であるため、韓国人の先生方の注入方法や、インド人の先生方のレーザー治療は、同じアジア民族として大変参考になりました。

日本での学会参加も勿論大変勉強になりますが、国際色豊かな学会に参加するとまた違った視点が得られ、大きな刺激となりました。

同じ日本人として参加されていた聖心美容クリニックの鎌倉統括院長や札幌院の前多院長、東京皮膚科・形成外科の池田院長のご発表もそれぞれ素晴らしく、他の発表では類を見ないほどの質問攻めにあってらっしゃる姿が印象的でした。
また、荒尾クリニックの荒尾先生の国内外を問わないご活躍ぶりにも驚嘆いたしました。

バリなのに観光もせず、学会会場に詰めていましたが、日本に帰る前に青山エルクリニック杉野宏子先生とのランチをご一緒させていただきました。このひと時は、学会期間中一番楽しく有意義な時間で、つい呑み過ぎてしまい、空港への迎えの時間に遅れ、ガイドに怒られました・・・

広い知識と視野を得るためには英語は必須だというのも、強く実感させられました。
私は現在、英会話を勉強中で、まだまだコミュニケーション能力は充分とは言えなかったので、来年はもっと勉強して臨みたいと思います。

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