2026年6月21日に福岡で一般の皆様を対象とした公開講座MIRAI BEAUTY Fes 2026 が開催されました。
もともとこのイベントは
ビスポーククリニック院長 室孝明 先生
セイコメディカルビューティクリニック院長曽山 聖子 先生
天神竹井皮膚科 . 美容皮膚科院長 竹井 賢二郎 先生
がアンバサダーとなり、2025年にスタートし、昨年の大盛況を受けて今回は2回目の開催です。

全体の流れとしては、以下のようなスケジュールで医師が登壇し、同時進行で化粧品やクリニックのブースも開かれ、にぎやかなFes.

アンバサダーの先生方が仰っておられましたが、クリニックの医師が直接 一般の方に向けてお話をする機会というのはないので、参加された皆様だけでなく、登壇する我々にとっても大変貴重な機会となりました。
この場を借りて、参加された皆様と企画された先生方、運営の皆様にお礼申し上げます。
イベントの内容や当日の様子はぜひMIRAI BEATYのインスタをご覧ください。

https://www.instagram.com/mirai_beauty_fes?igsh=bXc3MWUyMnA3OXN0&utm_source=qr

さて、当院は昨年に引き続いて、ボトックスの話を担当し
「ボトックス治療のパラダイムシフト」
というテーマで講演を行いました。

会場にお越しいただき ご聴講いただいた皆様、ありがとうございました。
本ブログでは、この時の講演内容を3回に分けてまとめていきたいと思います。
ボトックス治療というと、一般的には
「額のシワを減らす」
「眉間のシワを目立ちにくくする」
「目尻のシワを和らげる」
といった、いわゆる表情ジワの治療として知られています。
もちろん、それもボトックス治療の大切な役割です。
しかし、私たちが今回お伝えしたいのは、その一歩先にある考え方です。
それは、
ボトックスは“シワを減らす治療”であると同時に、表情筋の動きを調え、表情や印象を整える治療でもある
ということです。

人の印象は「表情」で大きく変わります
人の顔の印象は、静止した状態の顔だけで決まるわけではありません。
実際に誰かと話している時、PCに向かっている時、ふとした時の顔つきが
- 優しそうな人だな
- 明るい人だな
- 不機嫌そうだな
- 性格がキツい人だろうな
- 疲れてるのかな
- 老けてるな
といった印象に繋がります。
加齢とともに、表情にも変化が起こります
年齢を重ねると、肌や脂肪、骨格の変化だけでなく、表情筋の動かし方にも変化が出てきます。
若い頃は、笑った時に自然に頬が持ち上がり、目元や口元が軽やかに動きます。
しかし加齢とともに、表情筋がなめらかに動きづらくなり、笑顔を作るために複数の筋肉を過剰に使ってしまうことがあります。
ご年配では、若い方と比べて笑顔に以下のような特徴が現れます。
- 真顔と笑顔の差が小さくなる
- 笑顔になるまでに少し時間がかかる
- 頬の持ち上がりが弱くなる
- 口が縦方向に開きにくくなる
- 笑う時に眉間や目周りにも過剰に力が入る
- 首の筋肉まで動員して笑う
つまり、老けて見える原因は、皮膚のたるみやシワだけではありません。
“表情の動き方そのもの”にも「老け」が出てしまうのです。

自分の表情クセには、なかなか気づけません
表情クセの難しいところは、自分では気づきにくいことです。
鏡を見ると、多くの方は無意識に良い表情を作ります。
また、自分が人に見せている表情は、自分では直接見ることができません。
さらに、眉間に力が入っている、あごに梅干しジワがある、笑う時に首に力が入る、といった表情筋のこわばりは、ご本人にとっては長年の自然な動きになっていることが多く、自覚しづらいものです。
そのため、当院ではボトックス治療を考えて受診された方には、単に「シワがあるか」だけを見るのではなく、
安静時、会話時、笑顔時など、表情筋がどのように動いているかを全顔で評価すること
を大切にしています。

当院が考えるBTx-Tuningとは
当院では、表情筋の動き方やバランスを全顔で評価し、ボトックスで調える治療を
BTx-Tuning(ボトックスチューニング)
と呼んでいます。
ボトックスはただシワを減らすだけの治療ではありません。
ボトックスを使って過剰に働きすぎている筋肉の働きを弱めることで、他の表情筋が働きやすくなり、結果として、より自然で軽やかな表情を目指すことも可能です。
患者さんの主訴となるシワを改善することはもちろんですが、それ以外にもお話されている時など、ご本人も意識してない表情癖やバランスを診て、全顔でアセスメントし、
どの筋肉を弱めるか
どの筋肉を残すか
どうすればもっとご本人の魅力を引き出せるのか、を個別に考えて治療計画をご提案しています。
表情を止めるのではなく、表情のバランスを調える。
それが、私たちが考えるボトックスチューニングです。

次回は、実際のアセスメントと治療例について
第2回では、当院がどのように全顔の表情筋をアセスメントし、ボトックス治療を設計しているのか、実際の考え方を症例とともにご紹介します。
Beauty Tuning Clinic
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第1回 (こちら) 年齢印象や加齢印象を決める「表情」とは?〜ボトックスチューニングの考え方〜
第2回 (こちら) 全顔アセスメントに基づくボトックス治療と症例
第3回 (こちら)老けを早める表情ジワ4選 〜気づきにくい表情クセとボトックスチューニング〜


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