昨日は、福大博多駅クリニックに日本医大形成外科の野本俊一先生をお迎えして、「ヒアルロン酸注入治療の安全対策」についての勉強会を行いました。

近年、ヒアルロン酸の注入治療は美容医療の施術の中で、最も需要が増えている治療の一つです。簡便で、効果が高いことから、ニーズも高まっていますが、その一方で、事故の報告もゼロではありません。

以前、「私、失敗しませんから」と言うドラマが流行りましたが、残念ながら、パーフェクトな医療は、ドラマの中だけの虚構です。ヒアルロン酸注入治療は、慎重に行うことで、事故の発生を低くすることができますが、全ての医療行為において、事故をゼロにすることはことはできません。

米倉涼子さんみたいな別嬪女医はたまにおって、びっくりすることあります。特に最近の美容の女医さんは綺麗な先生多いです。

そこで、我々医療従事者は、なるべく事故を起こさずに済むよう努力することと、万が一事故を起こしてしまった場合に、速やかに最善の処置ができるよう、最大限の備えを行う必要があると思います。

ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸を溶解させることのできる製剤で、いざと言う場合にヒアルロン酸の注入製剤を溶解することが可能です。

日美外報2018,40(2)51-61

今回は、この論文を執筆され、美容医療の安全対策の第一人者である野本先生にご講演を熱望し、わざわざご来福いただきました。大慈弥教授のお声掛けで、近隣の形成外科医の先生と福大博多駅クリニックの美容医療に従事するメンバーが参加し、大変有意義な勉強会となりました。

野本先生、素晴らしいご講演、本当にありがとうございました。

一層の安全に努めて参りたいと思います。

西田美穂